路端の味覚
第二回「KFCチキンバーガー」
プノンペンにKFCが出来た!‥‥と思ったら、やはりタダ者ではなかった。KFCとは「コリアン・フライド・チキン」の略だったのだ。
十年後のことを全く考えていないネーミング。そんなKFCは気のいい韓国人夫婦の経営で、店内はいつ行ってもエアコンがギンギンに効いていて気持ちいい。
メニューもロゴも某ラッキーバーガーとあまり変わらないが、ハンバーガーには韓国らしく(?)千切りキャベツとマヨネーズが入れられており、これがどこか、モスのテリヤキバーガーを彷彿とさせ、日本人の心に熱いものを感じさせてくれる。
フライドチキンも韓国らしくスパイシー指定が可能であり、口から炎を吐きそうなほど辛いチキンを食ったあとは、日本の氷あずきそのまんまの「フローズンレッドビーンズ(2ドル30セント)」がおすすめだ。
ほかにもサンドイッチなど、ラッキーバーガーに無いメニューもあり、味もなかなか。店員はラッキーよりも百倍ほど愛想がよく、あちらでいつも不愉快な思いをしている人には、泉から溢れ出てくるような笑顔で迎えてくれるだろう。
デリバリーもしており、電話してから30分ほどで配達してくれる。ただしわたしが電話してハンバーガーを頼んだら「それ美味しくないからKFCバーガーにしたら?」とズバリ言われてしまい、おもわず絶句。しかし何事も白黒はっきりしているのは良いことである。