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2002.10.12.宮崎県○○○郡南○町○○の○○○茶屋新工場建設もいよいよ後半戦となってきた。
 すでに外観は、ほぼ完成である。
 今日は内装屋と塗装屋がやってきて、その他にもしょうゆのタンク設置にも作業員が来ていたので、総勢20人近くにもなった。
 私は、誰よりも先に建設現場に到着した。
 今日の嫌がらせには本当に頭にきた。
 電動工具を使用するために、コンセントから電気コードで電源を引き、使用していた。
 ところが作業中に突然、何者かがコンセントからプラグを引き抜いたのだ。
 たいこには、新○組と書かれてあったので、それを使用されたので怒ったのかもしれない。
 しかし、他にコンセントは無いし、そこにはその新○組という塗装屋の電気コードが差し込まれていたので、それを使用するしかなかった。
 それに私が来たときには、誰もいなかった。
 そこで今度は、自分のたいこを使用し、コンセントから電源を引いてきて使用していた。
 すると驚くべきことに、またも勝手にコンセントからプラグが引き抜かれた。
 私が作業をしていることは明白で、電動工具を使用していることもわかっていたはずだ。
 それ今度は、新○組の電気コードではなく、私のものを使用している。
 これには本当に頭にきた。
 とにかくそういうことを何度か繰り返して、作業を終えることができた。
 長引く作業だったら、終わらなかったかもしれない。
 こういう根性の悪い、陰険なやくざは建設業者に多い。
 こういう連中は、平気で、他人の作業を妨害するのだ。
 だが、正面から私と喧嘩をする勇気は無いらしく、まるで糞餓鬼みたいに、コンセントからプラグを引き抜くと、すばやく逃げた。
 こういうことをするのは年齢が若いのだろうと思うだろうが、逃げる前の瞬間を見たときには、それほど若い年齢には見えなかった。
 ○○○茶屋社長の話によると、嫌がらせの方法は山ほどあり、昔、建設作業のアルバイトをしていたときにはひどいめにあってきたと話をしていた。
 今は社長でも、昔は大変な苦労をしてきたらしい。
 それから1週間ほど前に特殊工具が無くて、5000円を支払って、作業を代行してもらった業者が今度は、我々に応援を求めた。
 しかも無料でやれというのだ。
 やり方は巧妙で、部長に泣きついた。
 それで部長は、我々にそれを押し付けた。
 あのときに5000円支払ってやってもらった作業は、部長の気まぐれで、すべておじゃんとなり、逆に取り外しに倍以上の時間がかかった。
 実はこの工場建設には、設計図も何も無く、ただすべて部長のひらめきと、思いつきと、気まぐれで進められた。
 業者はプロなので、ある程度やり方を知っており、こうなんだろうなという感じで、作業をするのだが、それが部長のセンスと一致しないことが多い。
 困ったもんだと大工は言っていた。
 昨日は内装屋も塗装屋も夜遅くまで残業していたらしい。
 部長は、投光機だけはやたらに設置した。
 ところがそれが邪魔になるところにあちこちおいてあるので、コードに足が引っかかって、ランプ球を割ってしまった。
 それも弁償させられた。
 投光機を移動させると怒るくせに、それにひっかかったら弁償というのは、おかしい。
 あらゆる業者のフラストレーションは高まっており、暴動でも起きそうなぴりぴりした状態だ。
 もともと建設現場というのは、そういうもので、一触触発の殺し合いの緊張感がある。
 お互いに表面では、さりげなくしているが、お互いに気に入らないと思っている。
 長崎造船所で、世界一豪華な巨大客船建造中に、火災が発生し、全体の8割ほどが焼失した事件があった。
 これは溶接作業の失火とされているが、放火の可能性もある。
 あれだけ巨大な建造物だと、多くの建設業者が参加しており、何が起きてもおかしくない。
 職業訓練校の先生が言っていたことだが、技術を学ぶことも大切だが、他の業者とのトラブルに気をつけるように教えられた。
 その教師自身も過去の建設作業中に、数多くの嫌がらせを受けてきたという。
 いろいろな方法があるが、はしごに登って作業しているときに、はしごを蹴飛ばして墜落させることもあるようだ。
 それは殺人未遂に匹敵する危険行為だが、そういうこともある。
 仲良しこよしでわきあいあいとはいかないのだ。
 








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