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宮崎県でケシの栽培が後をたたないらしい。
 ケシと言っても消しゴムではない。
 今年だけでもう19件、1294株も発見されているという。
2000年には、93件、1万1371株が発見された。
 ヒナゲシ、アイスランドポピー以外は違法となっている。
 アフガニスタンでは、5歳ぐらいの子供が、おやつがわりに平気で、ケシの乾燥した実を食べているようだ。
 もちろん中毒性があり、麻薬だ。
 生きているときにケシの実に傷をつけると、白い汁が出てくる。この汁に中毒性麻薬成分が含まれている。
 そのまま乾燥させても危険なものだ。
 ケシ栽培は、違法だが、麻薬であると知らなかった場合には、検挙できない。
 つまり堂々と庭で栽培し、発覚しても、知らなかったといえば、検挙できない。
 へたにこそこそやると逮捕される。
 だがケシ栽培をすることは、違法であり、中毒から自力で脱出することは不可能だ。
 中毒は拡大し、深刻化し、覚醒剤、阿片、コカイン、合成麻薬へと進む。
 麻薬中毒になると、知覚能力に異常をきたし、妄想が起こり、自分の身を守るためとして、殺人事件を起こす。
 日本には、本格的な専門の公式麻薬治療施設がなく、非常に遅れている。
 麻薬中毒になると、本人の意志の力だけではどうにもならない。
 あらゆる手段で麻薬対策を行わないと、日本は世界一の麻薬大国になるだろう。
 日本政府は、間抜けであり、麻薬の恐ろしさを知らない。
 







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