怪文書保存館TOP
禁無断転載


以前お話した怪文書、ようやく入力が終わりました。親指亀裂骨折の影響で、かなり日常生活にも不便を来たしておりました。

以下 本文

日本ハウ●イングとの戦い(大規模修繕工事編)

このままでは大変なことになりますマンション住人全員で対応策を検討しましょう

日本ハウ●イングとの戦い(1)

近年、マンション管理会社の問題はマスコミなどでも大きく取り上げられています。
その典型的な、そしてきわめて悪質な例が、私たちのマンションで怒ってしまいました。幸いにも、私たちのマンションでは、金銭的な面での被害はほとんどあませんでした。
しかし数年間にも及ぶ管理会社との戦いで、マンション住人の心に深く残った傷跡は、おそらく永遠に消えることはないでしょう。その会社の名は日本ハウ●イング。
管理委託費を他社より極端に安く設定しマンション管理に入り込み、その影で高額で工事を受注、工事を全て他社に丸投げ、契約に違反して多額の手数料を得るという極めて特異な業法を取る会社です。この業法は既に先々週の週間ダイアモンドにも取り上げあれ、今や公然の秘密となりつつあります。高額な工事を連発された会社は、最終的には積立金の不足、一時金の徴収、管理費の大幅な値上げを行う必要に迫られます。これらは住人の日々の生活を圧迫するのみではなく、マンション自体の資産価値を大幅に低下させる結果になります。そして、ハウ●イングのために破滅の寸前に叩き落された人間すら存在するのです。何も知らないマンション住人に恐ろしさを知ってもらうために、そしてハウ●イングが2度とこのような行為を行えないようにするためには、私は、私のマンションで起こったことを自らの恥ともなることを覚悟の上で語らせていただく決心をしました。
次回より、3年以上に渡るハウ●イングとの争いを、裁判の流れを、時系列を追って少しずつ説明させて頂きたいと考えます。あわせて、これまでの経過や資料をまとめたHPを現在公開予定です。
あまりに過激な内容ゆえ、自分でも公開すべきか悩んでいますが、いずれ時が来たなら、公開したいと考えています。マンションが持つ億単位の金に群がる人たち。これは私もマンションのみの問題なのではなく、全てのマンション住人が出会う可能性がある事件だと考えていただきたいと思います。

日本ハウ●イングとの戦い(2)

私のマンションでは以前、マンションを建てた大手ゼネコン計の別の管理会社が管理を行っていました。
それが平成9年、ふってわいたように管理会社の変更の話が持ち上がりました。現れたのが日本ハウ●イング。
前管理会社より、年間数百万円も安い見積もりを管理組合に提出したのです。前管理会社のあわてて管理委託費の引き下げを提案しましたが、それを見るとハウ●イングはさらに数百万も安い見積もりを提出しました。
前管理会社はこれ以上の値段競争をあきらめました。結局総会で管理会社の変更がほとんど反対もなく決定され、ハウ●イングが新しい管理会社として、私のマンションを管理することとなりました。
「安いほうがいいじゃないか。」
当時のマンション住人の認識はこの程度のものでした。しかしこの認識が甘かった事を、私達が思い知るまで、そう長い時間は必要ありませんでした。その頃私のマンションは築10年を迎え、最初の大規模修繕工事の時期が近づいていたのです。
「ハウ●イングの管理委託費が安いのは、大規模修繕工事で儲かるからだ。」
最近某週刊誌にこのような言葉が載っていました。それを如実に証明する事実が、私達のマンションで起こったのです。

日本ハウ●イングとの戦い(3)

平成10年、大規模修繕工事のハウ●イングが出した見積もり価格は「2億8000万円」でした。しかし当時のマンション積立金残高は2億3000万円程度、足りない約5000万円分については、銀行から借り入れるようにハウ●イングは求めました。この金額を見て、マンション住人は騒然となりました。大規模修繕工事はおよそ10年ごとに定期的に行う物で、そのために長期修繕計画を組み、毎月の積み立てを行っているのです。

そもそも私のマンションは今回が第1回目の大規模修繕工事です。一般にマンションの修繕費用がかさみ出すのは20年目から30年目であり、一回目の工事で借金を負うことになれば、それ以後更に酷い状況になるのは目に見えています。ハウ●イングはその年11月の臨時総会の議案として、この「2億8000万円」を載せてきました。
「なぜ借金までする必要があるのか?」「なぜハウ●イングからしか見積もりを取らないのか?」そしてある建築に詳しい住人からは、「倍とは言わないが、それに近いレベルの金額だ。高すぎる。」との意見が既にこの時出ていた事実もあります。結局住人の強い反対にあり、議案は否決されました。これにより、ハウズイングは方向修正を迫られる「はず」でした。

日本ハウ●イングとの戦い(4)

翌年(平成11年)の定期総会で、ハウ●イングはなんと、一度否決されたはずの「2億8000万円」の大規模修繕工事議案を、ほとんど修正も加えず、そのまま議案に加えてきたのです。これにはマンション住人もほとんどあきらめに近い感情を覚えました。前回の総会でハウ●イングは住人の信頼を完全に失っていましたが、その感情はさらに強まったのです。また、ここで特筆せざるを得ないのが、管理組合の対応です。前回の総会で金額が高いことは既に指摘されており、彼らは他社からも見積もりを取る、ハウ●イングに再見積もりを依頼するなど何らかのアクションを取る必要があったはずです。その中でも中心となったのが、A氏です。持ち回りで来年の管理組合理事とな
ることが決定していた彼は、管理組合とは別にいくつかの業者と接触、大規模修繕工事の見積もりを依頼しました。
その過程で、ある大手ゼネコン社員と会ったA氏は、彼から衝撃の事実を聞くこととなったのです。

ハウ●イングが出した、「2億8000万円」の見積書を見せられたゼネコン社員B氏は、苦笑しながらつぶやきました。「Aさん、これ一本高いよ・・・。」それを聞いたA氏は、1本を1000万
円の意味だと勘違いしました。しかし事実はA氏の想像を大きく越えていました。1本とは、「1億円」の意味だったのです。結局、私のマンションでは、仕様の違いはあれ大手ゼネコンでも2億円程度、実際に工事を行う専門業者であれば、1億6000万円もあれば十分な工事を行えることが分かりました。ハウズイングの「2億8000万円」は仕様的にも標準的なもので、ゼネコン社員の言葉通り、「1本高かった」のです。
結局、今回の総会でもこの事実が暴露され、ハウ●イングの出した議案は否決されました。今度こそ、ハウ●イングは大幅な軌道修正を迫られました。そして、A氏とハウ●イングの闘いは、この時から始まっていたのです。

追伸・・・他にも苦労している方、大勢いらっしゃるようですね。皆さん大変ですが、一緒に頑張りましょうね。

日本ハウ●イングとの戦い(5)

その頃、私のマンションでは一つの大きな変化があった。ハウ●イングの担当社員が突然交代したのだ。
彼の名は西東京支店長、前川氏。人事異動の時期でもないのに、なぜ突然担当が交代したのかは不明だが、マンション住人は2度にわたり工事の受注を失敗した前任者が責任を取らされたとの印象を持ったのは否定できない事実である。前川氏は必然的に2つの課題を与えられる結果となった。一つは住人との信頼関係を取り戻す事。もう一つは工事を「成功」させることである。しかし、結果として彼はその両方を完全に失敗し、ハウ●イング自体の致命傷と成り得る「ある事件」を巻き起こす事となる。ハウ●イングの工事案を2度に渡り否決した住人は、管理組合の中に小委員会を結成、大規模修繕工事の業者選定を進めることとなった。しかし問題は小委員会のメンバーである。後で分かったことだが、なんとそのほとんごは、ハウズイングと共に工事を進めようとした前管理組合の理事で占められていたのである。この時点で、ある程度の結果予測は可能であった。

前期の理事以外の人間は、管理組合副理事長となったA氏くらいのものであった。そのA氏自身も、小委員会の席にはほとんど出席することがなかった。ハウ●イングの工事を否決に追い込んだ主要人物である彼が、新たな業者選定に関わった場合、有らぬ誤解を受ける可能性が極めて高い。また前回の総会の際、A氏がいくつかの会社と接触し、情報提供とある種の信頼関係を結んでいたのは事実であり、その彼が業者選定に絡むことは彼の矜持が許さなかった。また今までの2度の失敗で、同じ結果が繰り返されるとは微塵も予想していなかった。しかしこの判断ミスが、結果として取り返しのつかない事態を招くこととなった。そう、3度目の闘いが始まったのである。

ここまで

追伸 自分もこの管理会社が管理しているマンションに入っています。先日、いきなり修繕積立金の倍増を提示してきました。自分は、現在マンションは売却するので、どうでもいいのですが、やはりかなりいいかげんな会社のようです。7/1現在、怪文書の続編は来ていません。来たらまた投稿させていただきます。長文失礼しました。

今後ともよろしくお願いします。










禁無断転載
怪文書保存館TOP