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お客様 各位
                       1999.07.12

 いつも「Trisal」通信販売をご利用いただき誠にありがとうございます。 さ て、お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、心ないマスコミによる連日の報道、 全く当店とは無関係な容疑による不当な強制捜査、そして、店長の不当逮捕によ り体制を再構築する必要が発生しました。そのため、やむを得ず一時閉店と相成 りました。 それぞれの事情について、当店の見解を以下で述べさせていただき ます。

|1、マスコミ報道に対して
 マスコミ各社が当店をオウム系ショップと騒いだりしてますが、当店は無関係です。何の根拠もなく、公安調査庁や警察の情報を単に垂れ流すマスコミに 対しては憤りを感じております。 これまで、マスコミは、正規の取材申し込み をせずに店内を隠し撮りしたり、風景を撮っているなどと強弁して、店員、店舗 風景を撮影したりするなど、こちらの迷惑、事情を全く考慮しないような取材方 法をとってきました。 また、マスコミは、年商70億の売り上げがあるとか、 利益率50パーセントとか、人件費がただ同然などと、全く事実に反した内容を 当店の実名入りで報道してきました。それらに対して、当店は、その取材方法、 報道内容については逐次抗議してまいりましたが、全く反省の色がみられないば かりか、エスカレートさえしております。このような姿勢のマスコミに対しては、今後も公正な内容の報道に努めるよう、抗議していきたいと思っております。

|2、7月2日の強制捜査について
 7月2日に当店に電磁的公正証書原本不実記載、同供用という容疑で、警察の 強制捜査が入りました。これは「有限会社海宝」という会社の設立に関してのよ うですが、当店は「有限会社海宝」という会社とは全く関係がありません。取引 先にもそのような会社はありません。見たことも、聞いたこともない会社に関し て、何のことか分からない容疑で当店に強制捜査が入ったのです。 報道で最初 に分かったことですが、「有限会社海宝」の設立を偽ったという容疑だというこ とですが、いずれにせよ、当店は預かり知らない話です。
 そもそも、7月2日 の強制捜査で押収されたものは、店員個人の電話帳や名刺、リース契約書、領収 書等、どう考えても「有限会社海宝」とは関係がないものばかりです(当然のこ とですが)。また、会社設立に関しての容疑であれば、会社設立関係書類を押収 するのであれば、まだいいのですが、先程も述べました通り、何ら会社設立には 関係のないものばかり押収しています。 このような強制捜査は憲法31条、2 9条、35条、刑事訴訟法222条に違反するものであり、決して許されるもの ではありません。このような憲法違反、法律違反の強制捜査について、当店は裁 判所に対して取り消しその他を求める申立を行っております。

|3、店長逮捕について
 7月2日の強制捜査に際して当店店長が逮捕されました。電磁的公正証書原本不実記載、同供用という容疑です。これについて、弁護士を通じて店長と話をし たところ、犯罪に当たるような行為は全くないとのことでした。 このように、 何ら犯罪事実に該当するようなことは行っておらず、逮捕自体、全く理由がない ものです。にもかかわらず、店長を逮捕すること自体、当店に対する嫌がらせ目 的であり、これもまた憲法違反法律違反です。
 店長逮捕に対しては、速やかなる釈放を求めていくつもりです。


 上記のように違憲、違法なマスコミの報道、強制捜査、逮捕については厳重に 抗議してきましたが、マスコミ関係者による店員の追い回しや隠し撮り、そして、 それの報道、警察による当店店長の濡れ衣による逮捕などにより、店員が精神的 に参ってしまい、退職を申し出る者が続出しました。

 つきましては、上記理由により一時閉店のやむなきに至りました。当店でお買 上げいただきました商品のサポートについても、甚だ遺憾ではありますが、断念 せざるを得ない状況と相成りました。

 お客様には大変なご迷惑、ご不便をおかけすることを深くお詫び申し上げると ともに、上記事情をお汲み取り頂き、ご理解とご了承を賜りますよう重ねてお願 い申し上げます。








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