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禁無断転載 Subject: 寄贈:ハイジです こんにちは。ホームページ楽しませていただきました。 世の中にはいろいろな怪文書があるものですねえ〜。 かくゆう私も先日、友人からこんなメールをもらいました。 (友人は会社の人からもらったそうです。くわしい出所は不明) これを読むとハイジウイルスに感染し、1週間以内に2人に転送しないとハイジ がやって来るそうです…。 こんなのも怪文書と言って良いのでしょうか? なんだかおもしろかったので、寄贈させてもらいます。 (もしもすでにある文書とダブってたらすみません) では。 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 「ハイジのブランコは時速68km!」 アルプスの少女ハイジのブランコを覚えているか、と友人に尋ねられた。 オープニングの歌に合わせて、ハイジが異様に長いブランコをこいでいたという のだ。言われてみれば、そんな気も・・・。そこで筆者はビデオ屋に走った。 確かに長いブランコだ。画面で測定したところ、前方の空中で一瞬停止してから 後方で止まるまで、6秒もかかっている!。 通常の 振り子運動では、ロープの重さを無視して計算するが、それに当てはめ ると長さは36m。これは長い!身長40mのウルトラマンに迫らんとする勢いだ。 だがこの場合、ロープの重さを無視していいのだろうか? そこで今度は東急ハンズに走った。買ってきたのは、直径16mmの麻ロープ。ブラ ンコとしては手頃な太さだ。 1mの重さは170g。片方36mなら、結び目を入れても13kgだ。これに対して、10歳 の日本人女子の平均体重は37kg。やや太めのヨーロッパ人であることを考えて、ハイ ジの体重は40kg前後と見られる。 13kgのロープの端に40kgのオモリをつけた振り子の周期は14秒。画面上の周期12 秒に合わせて計算すると、ハイジのブランコの長さは27mとなる。 それでもブランコとしては異例の長さであり、落差も大きい。最も低い地点では 相当のスピードが出るはずだ。 画面を静止させて測ってみたら、最も高く上がった地点で垂直方向からの角度は 70度もあった。 こぎ過ぎである!。 落差18m。最高速度は、6階の窓から飛び降りたのと同じ、時速68kmに達する。こ れはコワイ!。 ディズニーランドのジェットコースター・スペースマウンテンでさえ最高時4 0kmだ。 しかもシートベルトもなんにもなく、頼りになるのはシリの下の狭い横板と両腕 だけ。 シャトルループなどでもそうだが、特に後ろ向きに振られるときは、心臓が点に なるほどオソロしいはずだ。 さらによく見ると、足もとのはるか下界を教会の尖塔が行ったり来たりしてい る。 どうやら100mぐらい上空で遊んでいるようなのだ。 歌の中で「口笛はなぜー遠くまで聞こえるの」などという素朴な疑問を漏らして いるが、そりゃアンタがそんなに高いところにいるからだ!。 音は全方位ドーム状に広がっていく。 ヒバリやトンビの声がよく聞こえるように、障害物のない上空では、地上より音 が伝わりやすいのである。 上空100mにおける時速68kmの振り子運動。常人ならとても耐えられないが、ハイ ジは天真爛漫に笑っている。恐るべき精神力だが、それより気になるのは、いったい どうやってこんなブランコに乗ったのかということだ。 歌に「教えてー、アルムのモミの木よ」という一節がある。 ハイジの生活圏内に、有名な大木があるらしい。ブランコの設置場所として考え られるのはここだけだ。 現在、世界最大とされているカリフォルニアのセコイアスギでさえ高さは110m 。ハイジのブランコの木は地上127mに横枝を張っているのだから、楽勝で世界一 だ。 ブランコに乗りたくなると、ハイジはこの世界遺産級の巨木にアタックをかけ る。 127mの垂直登攀を達成し、間をおかずロープ伝いに27m降りる。 続いて全身を躍動させ、ジェットコースターなみのスピードを満喫するのだ。 遊びあきたら、むろん同じルートをたどって降りてこなければならない。 往復308mの垂直昇降。10歳前後の小ムスメが、いつここまで体を鍛えたのだろう か・ ・・・・・・・・・・・・・? 教えて、おじいさん!以上。 ∞♪∞♪∞♪∞♪∞♪∞♪∞♪∞♪∞♪∞ |