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禁無断転載


寄贈者クレジット‥‥CGC



みなさまへ  おたく評論家 宅八郎

『週刊文春』合併号「こいつだけは許せない!」特集で発表するはずの原稿が、
あまりにも過激な内容のために残念ながらボツになりました。文春にウラミは
ありませんが、アノ反・統一教会キャンペーンでも知られる強気の『週刊文春』
でさえ掲載できなかった、その内容とは?
 以下は、その未掲載マル秘原稿です。ゼヒ御一読いただければ幸いです。
 できれば「宅八郎 不幸の手紙」として、この原稿をコピーして御職場や御友
 人の間で配っていただければもっと幸いです。

「日本テレビの人気アナウンサー永井美奈子はSEXの時の声が大きい」
 そんなことを、何と匿名で自称作家・田中康夫が書いている。
 田中康夫は日本一の卑怯者だ!
『噂の真相』という月刊誌がある。ことマスコミ業界では業界誌的に支持されてい
 る雑誌だ。じつはこのボクも「業界恐怖新聞」という連載を持っている。
 この雑誌にはタブーはあまりないのだが、じつはどうしても書けないこ
 とが一つだけある。だからここで書く。
 同誌には「地獄耳スッチーのフライト日誌」なる連載があって、情報通の某スチ
 ュワーデスが執筆者だということになっているが、じつは田中康夫が名前を伏せ
 て人の罵詈雑言を書きつらねているのだ。
 この連載の前にはやはり「六本木のクラブのチーママ」を執筆者ということにし
 た日記の連載をやっていたんだけどね。
 あの、田中康夫が。
 湾岸戦争の時には戦争反対文学者と名乗って署名運動をしたり、『週刊SPA!』
 では難解な漢字を駆使したコラムで偉そうなことを言ってる田中が、お下劣ネタ
 を名前を隠して書いているのだ(しかもこの日記コラムには田中らしくSMの話
 題が多い)。
 匿名で誰も知らないと思って、言いたい放題書いているんだろうけど、ボクは証
 拠をつかんでるんだぜ。
 田中ッ、ふだん結構な正論吐いてるクセに名前を隠すには何か都合でも悪いのか。
 卑怯じゃないかよ。
 日テレ美人アナウンサー3人組アイドルDORAの一人、永井美奈子さん、ホン
 トにかわいそうに。
 おいッ田中。アンタはついこの間まで読売テレビで『Beアップル2時』という
 番組の司会をやってたハズだ。同じ日本テレビの系列局としての同胞意識はない
 のか。
 永井さんだけじゃない。この匿名コラムでは、「浅野ゆう子が飛行機の中でワガ
 ママだった」だの、「田中義剛は強度のサド」だの「フジテレビをやめた有賀さ
 つきはスポーツ選手となら誰でもSEXする」だの「CCガールズの青田典子は
 所属事務所社長の愛人だ」だの「工藤静香は横浜ベイブリッジでカーセックスす
 るのが大好き」だの「大屋政子はレズだ」とか「三田佳子の息子は暴力団予備軍
 でドラッグをやっている」だの……(並べるのに疲れてきた)ありとあらゆる憶
 測記事が並んでいる。匿名をいいことに(以上はすべてそのコラムに書いてある
 ことです。真相は知りませんよ)。
 しかも、その上このページには当の田中康夫自身が「素敵にSMのうまい人」と
 して登場もしているのだ。よくも自分のことをそういうふうに言えるよなあ。
 世の中には匿名によってしか発言できない場合もあるだろう。ボクは匿名記事そ
 のものは否定しない。しかし、田中が許せないのは名前を伏せることで、明らか
 な利害を小ズルく計算していることなのだ。
 世には名前を出したくとも出せない人は多い。なのに有名人のクセにコソクなこ
 とやってんじゃねえよ、田中! TVの仕事の影響でも考えてんのか。
アンタ本当に作家か。
 13年も前の処女作『なんとなく、クリスタル』しか小説を誰も知らない田中康夫
 は、処女作だけで消えた椎名桜子なみのタレント作家だ。よく13年もやってたな。
 彼はこれまでエラソーに、文壇批評を含めて何度も林真理子氏や村上龍&村上春
 樹などのベストセラー作家を「ああだ、こうだ」と批判してきた。それでいて自
 分はあまりにも都合良く「作家」を自称している。
 しかし実際、彼は誰も小説を読んだことがない作家なのである。文春読者の皆さ
 ん彼が今書いている小説はとても読めたシロモノじゃないから(週刊朝日やNA
 VIなど)一度読んでみるといいよ(笑い)。
 また辛口の時事評論(苦笑)で知られる田中は以前、ボクを例にとって文化人タ
 レントのTV出演をエラソーに批判した男だ。しかし自分はといえば、知人に頼
 み込んでテレビに出してもらった事もあるじゃないか! 自分はどうなんだ、自
 分は!自分のことを棚に上げて人様を攻撃するようなヤツを卑怯者と呼ぶ。
 彼が『なんとなく、クリスタル』で文藝新人賞を受賞したのは1980年の秋だ
 った。そして『笑っていいとも』出演を経て、『朝日ジャーナル』などで当時と
 は新鮮だったコラムを発表し、発言力を得た。
 ところが田中は何をカン違いしたのか、自分は何を発言しても許される人間だと
 思いだしたようだ。そして、今ではいい気になって皮膚感覚だのレシピだのと言
 いだして、権威的な正論コラムを書いているが、いい加減にしてほしい。
 だいたい「私の皮膚感覚によれば物の本質はこうだ」とか言うのなら何とでも言
 えるもんな。皮膚感覚って便利、便利。
 また彼はバカの一つ覚えのように「ヴィトンのバッグという物質的ブランドも、
 朝日や岩波といった精神的ブランドもすべて等価である」としばしば得意そうに
 口にする。いつもヴィトンなのが変なんだけど。
そこで、行動的武闘派おたくであるボクは渋谷で、田中康夫を襲撃したことがある。
 エッ、と驚かないで。襲撃といってもピストルや木刀で彼を狙ったわけじゃない
 よ。ボクは彼の講演をまるで総会屋のように襲撃したのだ。
 講演会場はボクが来たために騒然となった。田中はボクに気づき、あせって調子を
 乱しながら、お客さんへの体面を保つのに必死だった。そしてトークが終わり質問
 タイムになった。数人の質問者に混じってボクも手を挙げる。ボクの順番は最後だ
 った。ボクはワナにハメてやるつもりで田中に確認した。「田中センセイに質問が
 あります! ルイ・ヴィトンや朝日、岩波の話はもういいんですけど、本当にすべ
 てが等価だとお考えなんですか?」と。彼は「すべては等価なのだ」と言い切った。
 かなりのバカだな。すべての価値が等価なわけないじゃないか。だいたい朝日と比
 較する時にヴィトンだとか言い出す時点で、バッグにも朝日にも〈価値〉を持ち出
 してるわけだもん。
「そうしますと田中センセイ、つまりは三平グッドカメラとかのディスカウントショ
 ップで売っている2980円のバッグも、ヴィトンのバッグもまったく同じなわけ
 ですよね?」田中はうろたえて「そうだ、等価だ」だって(笑い)。
 大丈夫かよ、田中康夫! それじゃブランド価値そのものが崩壊しちゃうじゃんか。
 だいたい田中は昔、ボクが肩にかけてたカバンを、何とイタリアブランド「プラダ」
 のバッグとカン違いした男なのだ。それでボクは「田中センセイのブランド知識も
 たいしたことないんですね」と言い放って帰ってきちゃったんだけどね。
 その後彼は、ボクが正々堂々と申し込んだラジオでの対決からも逃亡したのだった。
 もはや小説も書けない自称・作家の正体は、こんな卑怯な男だったのだ。匿名でコ
 ソコソやってんじゃないよ!
 そういえば昔、田中が司会をつとめてたテレビ朝日の『OH!えるクラブ』を降ろ
 されたことがあった。あれはフツーの一般人OLの実名を番組中に出してしまい、
 責任を取らされたことが原因だったはずだ。
 田中康夫は、何の言論の力も持ってない、反論の機会さえない一般人の名前を公の
 メディアで勝手にしゃべって損害を与えたクセに、自分が発言する時は名前も出せ
 ない野郎なのだ。コソコソ人の批判をしていて恥ずかしくないのか。
 この男がいかに裏工作や圧力が好きか、ボクはよーく聞いている。田中は一見正論
 を吐いているように思えるが、じつは小賢しいやり口だけで世間を渡り歩いている
 ような男だ。そのいい例がこの事実なのである。
 しかし、それにしてもだ。ボクは吐き気をもよおしてきた。田中康夫がスチュワー
 デスのカッコをしているのを想像すると、あまりにもあまりにも気持ち悪い。
 オエー、このオカマ野郎めッ。
 女装ばっかりしやがって! アンタ、ほんとの変態だよ!!







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