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マクドナルド-まあせいぜい美味しく召し上がれ!

「最底辺-トルコ人に変身して見た祖国・西ドイツ」より





(マクドナルドで販売しているものが)どれも同じような味がするのにはいくつかの理由がある。マクドナルド製品について、消費者センター(ハンブルク)は次のような判断を下している。

「味は様々な人工香料添加によるものである。飲み物類にはなるべく長持ちするようにと保存料が添加されている」

 ミルクセーキは22パーセントが砂糖からなり、これは角砂糖16個分。または40-45グラムに相当する。全製品とも味わえるようにするため手が加えられている。

 米国の精肉企業通であるエドムンド・ブラントは、小型肉パイ製造の際、脂身の少ない肩肉や頚肉を単に使用することはできないのだ、と報告している。そんなことをすれば、ハンバーガーはボロボロに崩れてしまう。そのため肉には「塩と液体プロテイン」の特別処理が施される。

「肉が新鮮すぎると、小型肉パイ製造には水っぽいため不適だし、古すぎると色がなくなってしまう」とブラント。

「それで肉ひき器の中に氷のかけらを入れて、肉に再び赤みを帯びさせている」

 外見はかなり脂っぽくないように見えるが、できあがったハンバーガーの肉には、脂肪分が25パーセント含まれている。マクドナルドのお客は、労力費用のかかっている広告を読んでも「ファースト・フード」の多彩なトリックについては知るよしもない。

 外食産業の「ほとんど食事に近いもの」には、非常に巧妙な包装が施される。-大衆紙「ビルト」の摂取可能な一種のようなものだ。

「ビルト」紙の読者が、背後の事情について情報がなくても、本能的にだまされていると感知することがよくあるように、マクドナルドの客にも一回試食しただけで不快感を抱き、店を出る人々がいる。

 私が掃除をしていると、ナプキンになにか書いてあるのに気がついた。

「マクドナルド-吐いちまえ」とか、「体内へ入ったものが出るものより悪いのは、これが初めて!」とあった。

「ファースト・フード」は、重大な健康上の害を及ぼしうる欠陥食品である。米国の栄養学専門家たちは、よくスナックなどで外食する子供たちには攻撃的言動、不眠症、悪夢の割合が高いことを証明している。

 その理由は甘い「ファースト・フード」が体内のチアミン(ビタミンB1)蓄え分を解体するため、ビタミンB1欠乏により神経系が損なわれるからだ。








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