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禁無断転載 「嫌われ方」 よく一般の書店の心理学関係のコーナーでも「人の好かれ方」「人に好かれる 方法」などという本は見掛けるが、何故か「人に嫌われる方法」という本はな い。 光には影、作用には反作用があるように、好かれ方があるなら嫌われ方もなけ れば不公平である。そんな訳で、今回は私の調査と主観に基づき「人からの嫌 われ方」を考察してみたい。要は前出「人の好かれ方」などの本に書いてある ことの逆をやればいいわけだが、その中の幾つかをまとめてみた。 【 人を嫌う 】 これは基本であり原則である。人を嫌う者は、人に嫌われる。決して人にこ びたり、友好的な態度をとってはいけない。常に何かの理由をつけて、人を 嫌うことが大切である。 【 こちらから話し掛けてはいけない 】 これは前記の具体的な方法の一つであるが、なるべく・・・否、決してこちらか らは話かけないようにする。そして、もし向こうから話し掛けられても、なる べく短く済ますように心掛ける。そうすることで、自分の周りに城壁を作り、 見えないバリアが張れるようになれば、成功である。もう、決して誰もあなた に声をかけてくる者はいなくなるでしょう。 【 話をする時は常に批判的になれ 】 人は自分の考えを、批判されること(人)を嫌う。それを利用して、人と話をす る時は、何かにつけて批判ばかりするようにする。人の趣味のこと、スポーツ のこと、学校のこと会社のこと、本、テレビ、雑誌等々・・・とにかく出てくる事 柄は片っぱしから批判するようにする。また、「他人の悪口」というのも、大 変有効な手段である。その場にいない第三者の悪口というのは、言ってて楽し いし、その上その場の人には嫌われるという、まさに一石二鳥の手である。 【 事務的な態度・言葉で接っする 】 前記の法則に反するようだが、これもなかなか有効な手段である。つまり、腹 を割って話さないようにする、ということである。本音を隠し、常に事務的に 丁寧語を使って話していれば、相手も本音は言わなくなり、疲れ、そして疑心 的な嫌な関係になってくることでしょう。 さて、簡単な方法ばかりのようだが、上記の方法を実行するだけでかなり嫌わ れ易くなるでしょう。あとは、努力しだい。そのうち、何もしなくとも「自然 に」嫌われるようになれれば、合格です。あなたが、万人から嫌われる「嫌わ れer」になれることを、祈っております・・・・。 東京心理科学センター 著 |